日焼け止めの正しい選び方とは? 紫外線とSPF・PAの関係についても詳しく解説!
日焼け止めを選ぶ際によく「SPF」や「PA」という言葉を目にしませんか?
これらの数字は高い方がいい!と思い、なんとなくで日焼け止めを選んでいる方も多いでしょう。
しかし自分に合った日焼け止めを選べていないと、肌へのダメージが大きくなる可能性も。
そのためにも紫外線とSPF・PAの関係を知り、日焼け止めを正しく選ぶことが大切です。
今回は以下について詳しくご紹介します!
・SPFとPAの違い
・日焼け止めの正しい選び方
・効果的な日焼け止めの塗り方
SPFとPAの違いとは?
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日焼け止めに必ず表記されているSPFとPA。
SPFとPAの数値は日焼け止めを選ぶうえで重要な指標です。
とはいえSPF・PAがどういったものか、知らない方も多いでしょう。
ここではSPF・PAについて、紫外線との関係とともにご紹介します!
SPFは紫外線B波(UVB)による日焼けを防ぐ数値
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紫外線はA波(UVA)とB波(UVB)の2種類があり、このうち紫外線B波(UVB)を防止する指標がSPFです。
ちなみに紫外線B波は肌を焼いてしまうもの。
紫外線B波が肌に当たり日焼けすることで、シミ・そばかすが発生してしまいます。
SPFは2~50までの数値があり、紫外線B波が肌に当たって日焼けする時間をどれだけ遅くするかを示しています。
例えば日焼け止めを塗らず日に当たって10分で日焼けする人がSPF30の日焼け止めを塗ると、5時間(300分)経って日焼けします。
つまり、SPFの数値が高いほど強い日差しから肌を守ってくれるのです!
ちなみにSPFが50を超えると50+と表記されますよ。
PAは紫外線A波(UVA)による肌へのダメージを守る効果の高さ
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紫外線A波(UVA)を防止するのが、PAです。
紫外線A波(UVA)は肌の奥に入り込み、細胞を傷つけてしまいます。
すると、コラーゲンを作り出す機能に影響を与え、肌のハリや弾力がなくなってシワやたるみが増えてしまう可能性が高まるのです。
PAは+~++++の4段階で強さが表示され、+の数が多いほど紫外線A波による肌へのダメージを防止する効果が高いことを表します。
【シーン別】日焼け止めの選び方
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ここまで読んで、「SPFやPAの数値が高いほど肌が守られる」と思った方も多いのではないでしょうか?
しかし数値だけで選んでしまうと、肌トラブルを起こすこともあるので注意が必要なんです!
日焼け止めを選ぶうえで大切なのは、「どのくらいの時間日差しに当たるか」。
そこで、シーン別にわかりやすく日焼け止めの選び方をご紹介します♪
【日常生活やちょっとした買い物】SPF10~30、PA+~PA++
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日常生活やちょっとした買い物の際におすすめなのが、SPF10~30・PA+~PA++の日焼け止めです。
散歩を含め、日常生活やちょっとした買い物では日に当たる時間はそこまで長くありません。
そのためSPFやPAの数値が低くても問題ないのです。
日に当たる時間がそこまで長くないシーンでは、肌に負担をかけないためにもSPF10~30・PA+~PA++の日焼け止めを選びましょう。
通勤の際もSPF10~30・PA+~+++でも問題ありませんよ。
【屋外での軽いスポーツ、レジャー】SPF30以上、PA++~PA+++
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屋外での軽いスポーツやレジャーの場合はSPF30以上・PA++~PA+++の日焼け止めがおすすめです。
日常生活に比べ、スポーツやレジャーの際は日に当たる時間が長くなりますね。
シミやたるみ・そばかすを防ぐためにも、SPFは30以上のもので、PA++~+++と効果がより期待できる日焼け止めを塗るようにしましょう。
塗りなおしも必要なので、屋外での軽いスポーツやレジャーをする場合は日焼け止めを持ち歩くことをおすすめします!
【マリンスポーツ、炎天下でのレジャー、紫外線が強い場所】SPF40~50+、PA++++
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マリンスポーツや炎天下でのレジャーでは、かなり強い日差しを浴びることになります。
そんな時はSPF40~50+・PA++++の日焼け止めを塗りましょう!
汗で流れることもありますので、数時間おきに塗りなおすこともポイントです。
SPF・PA以外の日焼け止めの選び方
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日焼け止めはシーンによってSPFやPAの数値を使い分けると良いことをご紹介しましたが、実は日焼け止めには様々なタイプのものが販売されています。
自分がどのタイプを使えば良いのか、迷う方もいるでしょう。
ここからは、タイプ別の日焼け止めの選び方をご紹介します♪
敏感肌の方は、「紫外線吸収剤フリー」の日焼け止め
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敏感肌の方は刺激に弱いため、日焼け止めによっては合わないものも……。
そんな方は「紫外線吸収剤フリー」または「ノンケミカル(紫外線散乱剤)」の日焼け止めを選ぶようにしましょう!
紫外線吸収剤とは紫外線を吸収して肌への影響を防ぐ成分。
防御率は高いものの、肌への負担が大きいという側面もあります。
ノンケミカル(紫外線散乱剤)だと肌への負担が少なく、敏感肌の方も日焼け止めを使いやすいですよ。
乾燥肌の方は「ミルクタイプ」や「クリームタイプ」の日焼け止め
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乾燥肌の方は「ミルクタイプ」や「クリームタイプ」の日焼け止めがおすすめです!
乾燥した肌に日焼け止めを塗るとかゆみや赤み、さらなる乾燥の原因になる可能性があります。
特に乾燥肌の方は保湿を意識しながら日焼け止めを塗ると、肌への刺激が軽減できますよ。
より乾燥が気になる方は保湿クリームなどを塗ってから日焼け止めを塗ると良いでしょう◎
スポーツをするときは「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止め
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スポーツをするときにおすすめなのが「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めです。
日焼け止めは汗で流されてしまうことがあります。
もちろん数時間おきに塗りなおすことも大切ですが、ウォータープルーフなら汗で日焼け止めが落ちるリスクが軽減されますよ♪
メイクの上からなら「スプレータイプ」や「パウダータイプ」の日焼け止め
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メイクの上から日焼け止めを塗りなおしたい!という時はありませんか?
そんな時は「スプレータイプ」や「パウダータイプ」の日焼け止めを使いましょう◎
スプレータイプもパウダータイプも、どちらも持ち運びに便利♪
またスプレータイプは体や顔だけでなく、髪や頭皮のUVケアもできる優れものなので、おすすめです!
日焼け止めを塗るタイミングは?
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日焼け止めはシーンや肌に合ったものだけでなく、塗るタイミングも大切です。
日焼け止めを効果的に塗るタイミングとは、朝のスキンケア後!
実は、日焼け止めは乾燥を引き起こしやすいものだということをご存知でしょうか?
先述した通り、ケアをしていない肌に塗ると、さらなる乾燥やかゆみ・赤みの原因になります。
保湿を保つためにも朝のスキンケアをして5分ほど経ってから日焼け止めを塗るのがおすすめです◎
メイクをする場合は化粧下地の前に塗ってください!
外出の30分ほど前だとさらに良いですね。
また、2~3時間おきに塗るのもポイント!
汗や水だけでなく、タオルやハンカチによる摩擦でも日焼け止めの効果は少しずつ落ちていきます。
紫外線による日焼けから徹底的に肌を守るためにも、こまめに塗り直しましょう!
日焼け止めの正しい塗り方
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みなさんは日焼け止めの正しい塗り方をご存知でしょうか?
日焼け止めを正しく塗ることでも効果はグンと違ってきますよ。
日焼け止めの正しい塗り方はこちらです!
①500円玉ほど手のひらに出す
②両ほほ、額、鼻、あごにおいて、肌を包み込むようにしてムラなく塗る
③腕は肘から手首まで線状に日焼け止めをのせ、手のひら全体で円を描くようになじませる
④脚はひざ側から足首に線状に日焼け止めをのせ、手のひら全体で円を描くようになじませる
白くなったり、重く感じたりするかもしれませんが、適量を塗らないと日焼け止めの効果が薄れてしまいます。
また2~3時間おきに小鼻の脇や眉間、耳わき、手足の甲、ひざ裏にも気を付けながら、塗りなおしもしましょう◎
それから、日焼け止めはクレンジングも大切です!
顔だけでなく体も、塗った日焼け止めはこすらず丁寧にクレンジングして、キレイに落としてください。
保湿も忘れずに!
まとめ:正しい日焼け止めを選んで肌をケアしよう!
いかがでしたか?
日焼け止めは肌に負担がかかるもの。
そのためシーンや肌質に合わせて自分に合うものを選ぶ必要があります。
また効果を十分に発揮するためにも、日焼け止めは正しく塗ることも大切です。
正しく日焼け止めを選んで使い方をマスターし、日焼けから肌を守りましょう!
日焼け止めを塗る前と落とした後のケアもお忘れなく♪